2011年12月12日ものづくり教室:相模原市立弥栄小学校
電気の不思議!炭電池・電磁石を作ろう


11月4日(金)にKASTの「神奈川県研究者・技術者等学校派遣事業」でコアネットが受託した4授業の第3弾として、相模原市立弥栄小学校で、「備長炭での炭電池作り」と「五寸釘を使っての電磁石作り」を体験する授業を行いました。
5年生3クラス 86名を対象にして、8:45~15:00まで、1時限目より2時限単位で、3連続で実施しました。このため午前中は2クラス、昼食を挟んで1クラスの連続6時限授業という超ハードスケジュールでの実施でした。お陰で昼食は児童と一緒に同メニューの給食を50~60年ぶりに頂くという、貴重な体験をさせていただきました。
備長炭での炭電池作りと五寸釘を使っての電磁石作りは、何れも本体の製作は簡単な物ですが、電池と電磁石の性能・機能を児童に納得出来る形で体験させられるかが課題であり、授業としての成功・不成功の分かれ目です。
炭電池一本の電圧は、0.6~0.8ボルト程度なので、通常の模型用小型モーターを動かすことが出来ません。豆電球の点灯も二本直列にしてやっとです。そこで低電圧モーターを搭載したソーラーカーキットを炭電池搭載可能に改造して10台、他に同じく低電圧用LED豆電球なども持ち込みました。これが大成功で、特に改造ソーラーカーは、見事に炭電池一本で動き回り、児童は大喜び、そのうち二本を直列し、より早く動かすことにも挑戦しました。
電磁石は、50巻きと、100巻きでの磁力の違いを体験させました。こちらも用意したコンパスの針が磁石を近づけると360度回転するのに目を丸くしたり、電池4本~8本を直列に繋ぎ、磁石で釣り上げるクギの数を競い出しました。
授業時間終了が迫ってもなかなか片付けに入らず、講師連中をやきもきさせてくれるほどに大盛り上がりでした。
