2018年8月10日関西本部:大阪教育大学附属池田中学校
自律走行型ロボットを使用したロボットプログラミング授業

- 【実施日】
- 5月15日より6月27日までの延べ9日間で実施
- 【対象生徒】
- 3年生160名(40名×4クラス)
- 【講師数】
- 8名
- 【授業内容】
- 自律走行型ロボット(コロボ)を使用、各クラス5時限の授業を行う。
- 1日目
サンプルプログラムを用いてアイコン説明と動作の確認、プログラムの作成と転送・保存の方法
- 2日目
フローチャートと分岐処理の説明の後 光センサーを使ったライントレースと変数の考え方を応用した計数カウントのプログラムを作成
- 3日目
上級問題として光センサー応用の「お掃除ロボット」とタッチセンサーに触れた回数を変数でカウントしブザーで回答するプログラムに挑戦
また上級問題のフローチャートに関する問題用紙を配布し、各自が家でレポートとして作成し、後日担当の教諭に提出することにしました。
- 【コメント】
- 今年は授業期間中の6月18日に大阪北部地震が発生し、翌日の大雨警報と重なり学校が2日間臨時休校になりました。それに伴う時間割の変更でインストラクターの人員確保に苦労しましたが、1週間遅れで無事授業を終了できました。
一昨年から始まった国立教育大学附属中学校での3年目の授業で、評価のエビデンス用に作成したレポート問題を宿題で仕上げてもらい、後日提出してもらいました。
提出されたレポートの写しを見せてもらうと、教える側での感覚と生徒の理解度には違いがあることがわかり、今後のカリキュラム・教材・教え方の見直しに非常に参考になりました。
- 【生徒の感想】
-
- うまくできた時はとても嬉しかった。ハマったと思う。
- フローチャートを書ければプログラムを簡単に作ることが出来たのでフローチャートをしっかり書けるようになりたい。自分で作って合っているか確かめるのが楽しかった。
- 私は機械音痴なのでプログラミングが上手くできるか心配だったけど、友達や講師の方に親切に教えてもらったのでとても楽しかったです。
- パソコン上でやるだけでなく実際にコロボが動いてくれたので、上手く動いた時はとても嬉しかったし、自分の思うように動かない時もどうすれば動くのかあきらめずに考えることが出来たので良かったです。
- ロボットはもっと細かいプログラムが必要で難しいものと思っていたが、フローチャートを書いて一つずつ進めて行くと意外と簡単にプログラムが作れました。沢山の指示を組み合わせることでやりたい動作をさせることが出来るのでフローチャートはすごいと思いました。
- 数人の生徒に対して一人の講師が付いてもらえたので分からなければすぐに教えてもらえ、応用の問題まで着手出来ました。
- 今度は文字のプログラミングをやりたいと思う。