2019年6月10日ものづくり・理科実験教室:東京都立大泉高等学校附属中学校
ものづくりの事例勉強会 いろいろな単極モーターを作ろう


5月29日、午後1時10分から3時までの2コマを使って、「ものづくり体験授業」を実施しました。中学1年生120名が食堂に一堂に会しての授業でした。10名の講師で対応しました。
総合的な学習の時間のひとつとして、磁石と電池、銅線やアルミ箔を利用し、自分の指先を使って動くモノ(単極モーター)を作る体験をすることが目的ですが、うまく動かすための工夫とユニークなデザインを頭をひねって考えさせることが大切です。さらに、電流と磁界の関係についても今後授業で勉強するであろうことを踏まえ、説明しました。
単極モーターをきれいに速く回転させるには、回転する銅線の重さや形のバランス、磁石と銅線の接触度合いや、その接触場所など、試行錯誤で探るしかありません。0.55mmの銅線やアルミ箔は、その取扱いが案外難しいです。
銅線に、色を付けた紙コップやプラスチックをうまく乗せれば、メリーゴーランド、球状の発泡スチロールを乗せれば地球が回ります。宇宙船や回転ずしというアイデアを考えた生徒もいました。
うまくできると、「自分で作ったという満足感」と「面白かったという感覚」が心のどこかに残り、「ものづくり」に関連する仕事・職業に関心・興味が生まれてくれれば嬉しいです。
