2020年11月10日関西本部:理科分科会:大阪市立新東三国小学校、林寺小学校
大阪市理科特別授業
水溶液の性質(小学6年)「発泡入浴剤を作ろう」

関西本部:理科分科会:大阪市立新東三国小学校、林寺小学校 大阪市理科特別授業 水溶液の性質(小学6年)「発泡入浴剤を作ろう」 ブドウジュースによる水溶液の性質調べ
ブドウジュースによる水溶液の性質調べ

関西本部:理科分科会:大阪市立新東三国小学校、林寺小学校 大阪市理科特別授業 水溶液の性質(小学6年)「発泡入浴剤を作ろう」 粒の大きいクエン酸からすり潰し開始
粒の大きいクエン酸からすり潰し開始

関西本部:理科分科会:大阪市立新東三国小学校、林寺小学校 大阪市理科特別授業 水溶液の性質(小学6年)「発泡入浴剤を作ろう」 すり終わったら型枠に取り出し
すり終わったら型枠に取り出し

外部講師による大阪市「理科特別授業」の一つ、小学6年の単元「水溶液の性質」に関連して"発泡入浴剤を作ろう"と題し、今年度は新東三国小学校(10/6;40名)、林寺小学校(10/29、16名)の2校で実施しました。


実験1は、入浴剤づくりで使用する3種類の粉末の"水溶液の性質"調べです。
授業で習ったリトマス紙ではなく、ブドウジュースを使用することにより、学習したものを自らの生活と関連付けられるようにしました。ジュースが一瞬にして青黒くなったり、赤くなったりするのには大いに驚き、興味を持ってくれたようでした。また、アルカリ性の溶液に、酸性の溶液を混ぜると激しく発泡する様を体験してもらい、トイレの洗剤などで「混ぜるな危険」と書かれていることの意味を実感してもらいました。


実験2は、入浴剤づくりです。

使用する三種の原料のうち、もっとも粒子が粗く、硬いクエン酸のすり潰しから始め、順次、無水硫酸ナトリウム、重曹を加えすり潰しました。さらに押し固めやすくするため、全体をプラカップに取り出し、粉末紅茶で色付けし、均等に混ざったところで、さらに無水エタノールを加え、全体がしっとりした感じになるよう混ぜ合わせ、型枠に取り出し、押し固め、全員見事完成しました。


実験3は、ものが反応するには水が必要であることを体験です。

掌の上にクエン酸と重曹の粉末を乗せ、混ぜ合わせても何も変化が起こりませんが、水を加えた途端一気に激しい発泡と強い吸熱反応が起こることを体験し、大騒ぎになりました。


実験4は発生するガスの正体調べです。

ローソクの灯が消えることで二酸化炭素であることを確認しました。最後は、固体が気体に変化する時の体積膨張のすさまじさを、フイルムケースロケットの発射で体験してもらいました。

「フイルムケースロケットは楽しく、一番心に残った」、「掌の上でのシュワシュワ反応には驚いた」などの感想が多い中、「入浴剤づくりは大変だった。いい経験になった。家でも作りたい」

「とてもおもしろい実験ばかりで、本当に面白かった。力になりました」など私たちを励ましてくれるものもありました。少人数のクラスでは、班単位で実施する実験も各個人に実施してもらいました。


最初は引っ込みがちな児童もいつの間にか入り込んでくれ、こちらも楽しめました。



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